大多数の方は家の継承、相続などを考えるときに思い浮かぶのは「長男」「長女」、
つまり長子が継ぐものと自然に思っていると思います。いわば刷り込みがごとく日本ではそう思われています。
かく言う私もやまと式かずたま術に出会うまではそう思っていました。
地域によってはその考えが根強く残っていて、暗黙の了解のうちに、そして深く考えることなく「そういうもんだ」で話がまとまっている。
理由は「みんなそうだから」の一言で終わらされる。
昭和22年の民法改正により今では子供や配偶者であれば平等に相続ができる制度に代わっていますが、日本人の根底にはまだまだ長子が家を継いでいくという考えは払拭されていないように思います。
やまと式かずたま術も日本で生まれた鑑定法です。
では、同じように長男や第一子が家を継ぐものと鑑定されるのか?
答えはNOです。
生まれた順番ではなく、生まれた時に自分で決めてきた「家族の中での役割」で判断します。
つまり、誕生日に秘められた役割によって決まってくるのです。
では、具体的にどのような人が「家を継ぐ」のが良いのか?
やまと式かずたま術ではご自身のお誕生日は自ら選んで生まれてきた日と定義しています。ですので、誕生日に秘められた役割についても、この世に生まれる際に自ら決めてきた役割ということになります。
祖師である倭先生はここに鑑定を通じで最も誤解が生じやすい部分があるとおっしゃっています。
つまり、固定概念として世間的に決められているその家系での「役割」と本人が生まれた際に達成しようと思う「役割」に誤解が生じる為、家族の中のさまざまな問題が起こるのだと。
長男だから家を継ぐものだ、次男だから分家にあたる、末っ子だから家を継ぐ必要はない、などなど。
お誕生日から分類される5つの役割
祖師 倭先生曰く「誕生日からみる役割」は子供たちが望んだ家族との関係性という事だそうです。
やまと式かずたま術では自身の誕生日により5つに分類される役割のいづれか2つ、もしくは同じもの2つを持っているとされます。
「家督相(かとくそう)」
「開拓相(かいたくそう)」
「払拭相(ふっしょくそう)」
「側近相(そっきんそう)」
「寵愛相(ちょうあいそう)」
この中で家を継ぐという観点からいうと、一番ふさわしいのは「家督相」をお持ちの方になります。続いて「側近相」、「寵愛相」という順番になります。
家督相は一言でいえば、家系の責任者としてその役割を選んできた人です。
この日本では長男や長女の方がこの相をお持ちであれば理想的だと言えますね。
しかし、長子の方ではなく、第二子、第三子のかたがお持ちだと話は変わってきます。
また、逆に長子だけれど「家を継ぎたくない」という人は「開拓相」や「払拭相」をお持ちで、お役目としてはその役割を選んで生まれてこなかった人ともいえるかもしれません。
親がこの家督相をお持ちであれば、自然と「この家を継いでいかなければいけない」という思いから子供たちに対してあれやこれやと口を出してしまったり,干渉ぎみになってしまうこともあるでしょう。
一方子供がこの相をお持ちであれば、家を出ることや就職、恋愛、結婚などの人生の節目となる出来事について、親の同意がないと進みにくい傾向があります。また、親の反対を押し切って行動したとしても、いつかどこかで引き戻されてしまうことも。
また、兄弟姉妹間にこの家督相を複数お持ちの方がいらっしゃれば、それだけ家に対する責任者が増えますので、家系が繫栄する可能性も秘められていますが、と同時に相続に関して家督争いが発生する可能性も含まれるため、家族間できちんと家の問題を話し合う必要があります。
順位2番目にふさわしい側近相ですが、こちらの相をお持ちの方は、家系との縁が深く、人生の節目節目でのサポート的役割を選んできた人です。
家督相のように家を守る代表責任者とまではいきませんが、縁の下の力持ちの存在で家系を下支えする役割を持っています。
ご兄弟姉妹間に家督相がいらっしゃらない場合にはピンチヒッターとして家督相的役割を担うことにもなります。実際この相をお持ちの方が両親の面倒を見ていることも少なくないそうです。
ちょっと面白いのは両親と家督相を持っている子供の間で嫁姑問題など家族のごたごたが起こった時、両親が頼りにするのはこの側近相を持っているお子さん。
良き相談役としての役割を担っているということです。
状況に応じて主体的にもサポート的にも家系を支えている存在といえます。
そして、順位3番目の寵愛相。この相をお持ちの方は家系との縁が深く、愛情を一身に受けて感謝を次世代につなぐ役割を選んできた人です。
この相を持つ人には末っ子や一人っ子が多い特徴があり、家系との関わりも強く親や周りの人からの寵愛や財産を与えられやすいというポイントも興味深いところであります。愛されキャラといった感じでしょうか。
ただし、長男長女だとしても絶対的に家を継いだり、親の面倒をみたりという方達ではありません。また、親からすれば家を継ぐという観点ではなく、寵愛の対象として気になる存在であるといえます。
この相を持つ方と婚姻関係を維持するためには、親からの寵愛を受けている分、親御さんとの関係や関わりは必ず付きまといます。そのことを覚悟して関係性を築いていく必要があります。
やまと式かずたま術からみる家系の継承
世の中には自分は長子だが家を継ぎたくない、親との同居は勘弁、なぜ自分が家を継がなきゃいけないのかと悩んでいらっしゃる方はたくさんいるように思います。
では、どうすればこの家族に関する大きな問題である「家系の継承」をスムーズにかつ円満に解決できるのか。
答えはやまと式かずたま術にあると私は思っています。この鑑定を受けていただき活用出来れば、大方のお悩み解決はできるのではないかと。強く、強く思っています。
私が一番力を入れてお支えしたい、尽力したいのがこの家族問題におけるかずたま術の活用です。
なぜなら、やまと式かずたま術はその方の人生のテーマにおいて家族の中での役割にフォーカスしてお伝えすることが出来るからです。
自分自身が選んで生まれてきた家系の中で、自分はどんな役割を担うことを目的として生まれてきたのか、またどのように生きることで家系のバトンを次に渡すのかをお伝えすることで、家族内のそれぞれの役割をはっきりと明確化し、整理整頓することができるからです。家族の中のごちゃごちゃした関係性を交通整理するというイメージを持っていただければと思います。
一番最初のタイトルにある「家を継がない長子はダメなのか?」の答えですが、やまと式かずたま術からの観点で言えば、決してダメではありません。
むしろ、家を継ぐ相を持たない人に家を継ぐという役割をさせるのは残念でなりません。
開拓相や払拭相をお持ちの方も大きな意味では家を継いでいくメンバーではありますが、直接的な関与をして役割を担うことを人生のテーマとしていないため「させられている感」の中でそのお役目を担うことになってしまいます。
役目を担う方にとっても、役目を任せる方にとっても負担は否めません。
両者にとってここが 悩みの発生 の根源だと思っています。
ではどうするが一番良いのか。
自分が生まれてくるときに決めてきた「家族の中の役割」によって遂行すれば良いだけです。
もし家族内に現状家系を継いでいく相をお持ちの方がいなかったとしても、子供を持ち家系を繋いでいく過程でその相をお持ちの方が出てくると思います。
具体的には親である自分たちは家を継いでいく相を持っていなかったとしても、その子供の
中にその相をお持ちの方がいれば、その子供にバトンを渡せばよいのです。親としてバトンを渡せるようにつなぐ役目をすれば、家系は途絶えることはないのではと思います。
こうやって考えることが出来る人が増えれば、家族の問題で悲しい思いをする方、一人で悩んで辛い方に笑顔の毎日をお届けすることが出来るのではと思い、この概念を多くの人に知っていただく活動を続けていきたいと思っています。
とにかく、一人で悩むのはやめて話しましょう!!